心結(みゆう)ブログ

さしすせそ

“惹かれる女性”の魅力とは?

容姿や年齢よりも、**「なぜか惹かれる女性」**がいますよね。

惹かれる理由はいろいろあるとは思うのですが、

そのひとつとして「色気」。

 

かつての職場仲間との飲み会で、ひときわ輝いていた女性・Bさんから学んだ、

大人の色気と会話術についてご紹介します。

 

みんな若いまま…でもひときわ輝くBさん

以前勤めていた職場の仲間と定期的に開かれる飲み会。

みんな年齢を感じさせず、若々しいままですが、

その中でも圧倒的に目を引くのがBさん。

 

彼女には、容姿以上に、色気や魅力を感じるんです。

なんというか…雰囲気がキラキラしてる。

 

色気の正体? Bさんの「ありがとう」が違う

今回の飲み会でも、お店のスタッフに声をかけていたBさん。

その「ありがとう」の一言が、なんだか他の人と違う。

 

思わず私もスタッフに聞いてみました。

 

「色気ありますよね?」

 

返事は即答で「そうですね」。

 

言葉の内容ではなく、**声のトーンや表情、話し方の“余韻”**に秘密があるのかもしれません。

 

真似したい!でも真似できない…

私もBさんのようになりたいと、何度か「ありがとう」の言い方を練習。

声の出し方?強弱のつけ方?

即、実践してお店のスタッフに聞いてみましたが、明らかに気を遣っての「OK」

 

そもそもが違うのか。

と思いながらも、思い出したんです。

そういえば昔、Bさんが教えてくれた「さしすせそ」

 

「さしすせそ」って知ってる?

Bさんが教えてくれた「さしすせそ」は“男性が喜ぶ魔法の言葉”。

 

「さすが!」

「しらなかった〜」

「すごいですね!」

「せンスいいですね」

「そうなんだぁ」

 

これをBさんが言うとそれはやっぱり強い。

 

最近では、あざとさや軽さと感じる男性もいるので、

フレーズだけに頼りすぎるのはNG。

けれど、褒められる、頼られる、共感してもらえるといったことで

男性は女性を可愛く思うし、嬉しく思うということなんでしょう。

実際には決まったフレーズを使わずに

相手に興味、関心を持ちながら、

聞き上手な女性であることが好ましいと思います

 

魅力はどこにある?

魅力って、Bさんのように持って生まれたような妖艶さもありますが、

それを真似ようとしても真似ることは難しい。

誰かを引き寄せる魅力って、実は皆さんの中に存在しているんです。

優しい話し方や周囲を和やかにする笑顔、凛とした聡明さ…人によってさまざま。

あなたのその魅力に惹かれる人こそが運命の人、

あなたを理解してくれる人なのかもしれませんね。

 

 

着信履歴

理想の愛され方って?

婚活中の女性にとって、理想のパートナー像はさまざま。

でも「大切にされたい」「愛されたい」と思うのは、多くの女性に共通する願いですよね。

 

今回は、私が友人と一緒に大阪まで着物展示会へ出かけた時に目の当たりにした

“愛され女子”な新婚妻のお話しです。

何気ない日常に、愛されている証拠が隠れているかもしれませんよ。

 

大阪まで着物展示会に行った一日

ある日、友人と着物の展示会を見るため大阪へ行くことに。

友人は車で最寄り駅まで来て、私と駅で待ち合わせ。

そこから電車に乗って、1時間ほどで大阪の会場へ。

 

着物の展示会に行くと、

着物を見て、説明を聞いて、お話しして、なんやったら試着して、

思った以上に時間がかかるんですよね。

気づけばあっという間に時間が過ぎている。

でも、その日は友人が新婚さんということもあり、展示会が終わったら速やかに解散しました。

 

友人の携帯に着信履歴24件!

後日、友人からこんな話を聞きました。

 

展示会の日、車に携帯を置き忘れていたらしく、

車に乗り込んでふと携帯を見てみると…

 

着信履歴がなんと24件。

すべて、旦那さんからだったそうです。

 

心配性?それとも愛情深い?

そんなに会いたかったのか?

それとも、心配でたまらなかったのか?

 

私には「真相はわからない」のですが、それだけ連絡をくれるなんて、

**「ちゃんと愛されてる証拠」**なのではないでしょうか。

 

愛される女性

そんなに何回も電話かけてくるなんてと引かないでください。

愛されている女性は、日常の中に“気にかけられている”瞬間が多いということなんです。

 

例えば

・男性側が今自分が感じた感動を伝えたくなる

・会えない時間に何か起きてないか気になる

・ただただ声が聞きたくなる

 

そういう男性の心理がはたらくということは

彼にとって貴女が「愛される女性」になっているということなんです。

 

「愛されてる実感」としてとらえてほしいです。

 

婚活は“愛され力”の見極め

婚活をしていると、条件ばかりに目が行きがちですが、

本当に大事なのは、「どれだけ自分を気にかけてくれるか」「いつも想っていてもらえるか」。

 

友人のように、日常の中に“愛のサイン”が溢れている関係こそ、

婚活のゴールにふさわしいのかもしれません。

 

情熱

一目惚れしないタイプの私

私は「ひとめぼれ」にはなりません。

すぐに心が燃え上がるタイプではなく、熱しにくく冷めにくい。

なかなか誰かを好きになることはありませんが、いったん好きになると、その気持ちは長く続きます。

まるで、じっくり温まる鉄のように、簡単には冷めません。

 

真逆の恋愛スタイルを持つ友人

一方で、私の友達は正反対。

すぐに恋に落ち、すぐに醒める。特に芸能人に対しては、ぼっと炎がついたかのような情熱を見せます。

 

「点火→爆発→鎮火」のスピードは驚くほどで、燃え上がる情熱は一瞬。

火が消えたらもう過去。まるで何もなかったかのように、振り返ることもありません。

 

一度だけ続いた「推し活」の炎

そんな彼女が、珍しく長期間燃え続けたことがありました。

彼女は何度も何度も劇場に足を運びました。

 

ある日、私もその映画に一緒に行くことに。

スクリーンに映る彼を見つめながら、きっと今、泣いてるんだろうな。

きっとこの笑顔にときめいているんだろうな。

そんなふうに想像しながら私も映画を楽しみました。

 

映画が終わってから確認すると、案の定、彼女の目には涙が。

心から感動し、心を奪われていたのです。

 

情熱が生活のすべてに現れる

彼の写真がスマホの待ち受けに。

カレンダーも、部屋の中も生活のあらゆるものが彼一色に染まっていました。

その情熱のすごさに、私はただただ感心するばかり。

 

その情熱で発電できるのでは?

ふと思いました。

もし、この情熱で発電できたらどれだけのエネルギーが生まれるのだろう?

何世帯分の明かりを灯すことができるのか。

もしかしたら、小さな町ひとつくらいなら余裕かもしれません。

 

「恋のかたち」は人それぞれ

私はゆっくりじっくり。

彼女は瞬間的に燃え上がり、激しく、潔く。

 

どちらが良いというわけではなく、それぞれが自分に合った「恋のかたち」を持っています。

その違いを面白く、時には羨ましくも感じます。

どんなかたちでも人を想う気持ちが大切なんですよ。

 

男前

昔見せてもらった“占いの本”

昔、占い師を目指して勉強していた方に、「占い本」なるものを見せてもらったことがあります。

そこに記されていた言葉に驚きと喜び。

 

なんと、私の運勢の欄には――

「男前がよってくる」

と、はっきり書かれていたのです。

 

占いは統計学的な側面もあるとはいえ、こうして文章として見ると何とも面白いものです。

そして、興味深い。

 

面食い時代の自分を振り返って

そういえば、当時の私は周りから「面食いだ」とよく言われていました。

確かに、イケメンに惹かれたてた…イケメンを好んでたような気もします。

 

自他共に認める“面食い”の友達と、面食いについての話をしていたのを思い出します。

 

見た目はいつか衰えるもの

男前にこだわっていたけれど、

月日が流れ、私たちもすっかり大人になりました。

 

どんなに男前でも、年を重ねれば誰だって老けます。

むしろ、全盛期がカッコよかった人ほど、そのギャップに驚くこともあります。

サラサラ髪だったのに風になびかせる髪がなくなっていたり。

童顔だった人ほど見る影もないほどの“おっさん”に変化していたり。

スラっとしていたのにボテッとしてしまっていたり。

 

あの頃は、男前にドキドキして、心を奪われていたのに――

そんなことはどうでもよくなっていました。

 

結婚相手に本当に必要なもの

ある日、友達と話して出した結論は、

 

「男前って、いらんな」

 

一緒に人生を歩んでいく相手に、本当に必要なのは見た目ではありません。

性格、価値観、安心感――それこそが、長く一緒にいるために大切なものだと実感しています。

それに、友達のお母さんも言っていました。

「男前だけでは食べていけないよ」リアルな意見です。

 

見た目以上の“魅力”に感謝

うちの旦那さまにはちょっと悪いけれど、彼は「男前」カテゴリではないかもしれません。

でも、素敵な人です。

あの「占い本」に書いてあったように少量の男前もよってきていたような気もしますが、

どんな男前にも勝る。

私の人生を豊かにしてくれた結婚相手としてこれ以上ない存在です。

この出会いに、心からありがとう。

 

ダンシャリ

整理が苦手な私

私は昔から片付けが苦手で、「いつか使うかも」と思って物を捨てられない。

服、靴、もらい物、試供品、紙袋など、どんどん物が溜まっていくばかり。

そんな私に旦那さんが呆れてしまったのです。

 

結婚後、初めての危機?夫の一言にドキッ

結婚して間もない頃のある日、旦那さんが本屋さんで熱心に本を読んでいました。

そして、私に「この本、絶対読んで」と強要。

その時、手に取っていたのが『断捨離』という本。

 

「断捨離」とは?ヨガが語源のシンプルな教え

旦那さんによれば、「断捨離」はヨガの考えに基づいたものだそうです。

 

断:不要な物をもらわない。心から欲しい物だけを選ぶ。

捨:使わない物を手放す。人にあげる、処分する。

離:物への執着を断ち、心を軽くする。

 

つまり、物を通じて心も整理するという哲学的な考え方でした。

 

本の中で心に響いた言葉たち

断捨離の本には、物を手放すためのヒントがたくさん書かれていました。

 

・「何年も着ていない服は、もう着ない」

・「“いつか使う”は、ほとんど来ない」

・「思い出は物ではなく、心の中にある」

・「プレゼントは物ではなく、気持ちをもらったもの」

 

確かに、確かに、

どの言葉も、私の胸に刺さりました。

 

初めての断捨離体験!服を手放してみた

まずはクローゼットの整理からスタート。

「これはもう何年も着てないな」と思う服を思い切って捨てました。

もったいないとかまだ着れそうと思ったりはしたものの、

終わってみたら意外とスッキリして気持ちよかったです。

 

夫婦で快適に暮らすために

これって、片付けは夫婦関係にも影響する。

お互いが気持ちよく過ごすには、心地よい空間づくりが大切。

そのためには、やっぱり「断捨離」が必要だと実感しました。

今でも、ん…捨てられないと考えている私の姿を見ると旦那さんは

「思い出は心の中に」と私に説くのです。

 

少ない物で、心も軽く

整理整頓が苦手な私でも、少しずつ物を減らすことで心に余裕が生まれました。

「捨てる=失う」ではなく、「捨てる=自由になる」と考えると、気持ちも変わってきます。

これからも、夫婦で心地よい暮らしが出来ることを願い断捨離を続けていきたいと思います。

とはいうものの習慣的には難しいので、時折…ダンシャリタイムを設けてます。

 

 

ストライク

美人の先輩を狙う常連客の存在

美人の先輩を口説きにくる常連のお客さんがいました。

用事もないのに現れて長時間話し込むのが常。

その姿はまるで、「どうだ、俺の話面白いやろ」と言わんばかりに身を乗り出し、必死のアピール。

 

でも私には見えていました。

きっと、そのカウンターの向こうで足がぶらんぶらんと浮いているのだろうと。

低い背をめいっぱい伸ばして、必死に先輩との距離を縮めようとする姿が想像できていたのです。

 

先輩と同い年の娘がいる男の“必死な想い”

その常連客には、なんと先輩と同い年の娘さんがいるとのこと。

それを聞いてさらに驚き。

いい大人が、娘と同世代の女性を口説いている姿は…正直ちょっと引いてしまいました。

 

でも彼は本気だったのか、ある日ついに私に話しかけてきたのです。

 

「こいつはドストライクなんや」

普段は先輩としか話さなかったその常連客が、突然私にこんなことを。

「先輩のこと、好きなんですね?」と私が聞くと、嬉しそうに答えました。

 

「こいつはな、ドストライクなんや。」

 

どうやら、先輩がその常連客の“ど真ん中”の好みらしいのです。

それでも思うように振り向いてもらえないと、愚痴る姿はちょっと切ない…けど、やっぱり自己中。

 

「おまえはボール気味のストライクや」って何?

話はそこで終わりませんでした。

なんと彼は、私に向かってこんな失礼なことを言ったのです。

 

「おまえは、ボール気味のストライクや。」

 

……は?

なぜ私が、彼の恋愛ゾーンの評価対象にならないといけないのか。

 

そもそも、好み云々を言う立場ではないし、

ボール気味とか曖昧な言い回しでフォローしてるつもりでも、まったく褒め言葉になっていない。

 

失礼な男の言葉はスルーが一番

心の中で「こっちはアウトでけっこう!願い下げっ!」とツッコみいれて。

本気の恋愛なら相手へのリスペクトは必須。

人を勝手に“ランク付け”したり、対象化したりするなんていらない。

 

そんな失礼な言葉を真に受ける必要はありません。

サラッとスルーして、自分の価値をちゃんと分かってくれる人を大切にしましょう。

本心から出た言葉

打ち合わせで思わず口にした本音

「こんな幸せが私にやってくるなんて思いもしなかった」

結婚式の打ち合わせ中、気づいたら私の口から出たこの言葉に、担当の方は驚いた様子でした。

「そんなことを言った人は初めてです」と返され、私は思わず聞き返しました。

「結婚式をする人ばかり見ているのに、ですか?」と。

すると、こう答えてくれました。「“幸せ”という言葉をはっきり口にした人はいませんでした」と。

 

晩婚と恋愛経験の少なさへの劣等感

私は39歳での結婚。いわゆる“晩婚”と呼ばれる年齢でした。

恋愛経験も豊富とは言えず、人並みの幸せさえ自分には縁遠いと感じていた時期もありました。

自分と比べたわけではないけれど、周りが眩しく見えていたのかもしれません。

 

裏切りと孤独、積み重なった心の傷

ある日、可愛がっていた後輩から突然呼び出されました。

内容は、別れたばかりの元彼と付き合い始めたという報告。

嘘をつかれ、馬鹿にされた気がして、心が深く傷つきました。

 

また、信頼していた人に裏切られたこともありました。

先輩とその人が私に隠れて会っていたと知った時の絶望感。

「もう誰も信じられない」と感じたのを、今でも覚えています。

 

体調を崩し、笑えなくなった日々

失恋や裏切りの積み重ねは、心だけでなく体も蝕みました。

ストレスから肌荒れがひどくなり、まるで月面のような顔に。

めまいや頭痛も起こし、人が怖いと思った時期もありました。

心も体もボロボロで、「この先、私はどうなるんだろう」と不安でした。

 

結婚を諦めそうになったあの頃

「結婚だけが幸せじゃない」と言い聞かせていた日々。

「結婚は条件で決めるもの」という不本意な考えも頭をよぎりました。

そして、いつしか“諦め”という言葉が心に影を落とすように……。

 

諦めなかったからこそ、迎えられた日

でも、私は諦めませんでした。

そして、結婚式場で打ち合わせをしている自分がいます。

未来を共に歩む人がいて、その未来を自分の手で選んでいる。

信じられないくらい、幸せな瞬間です。

 

感謝とともに迎える結婚式の日

私を心配し、支え、応援してくれたすべての人たち。

一緒に泣いて、笑ってくれた友人や家族。

その人たちに感謝を伝える日が、もうすぐやってくるのです。

 

そして何より、自分自身に驚いています。

「こんな幸せが私にやってくるなんて思いもしなかった」

それが、本心から出た言葉でした。

 

マユミさん

義実家への初訪問はやっぱり緊張する

結婚してからすぐに、夫の実家を訪ねるのはやっぱり緊張するものです。

私たちの家から義実家は近く、時々お邪魔させてもらっていますが、それでも毎回ドキドキします。

 

義母は優しく、「あがっていき」と声をかけてくれるのですが、

その優しさにどう応えたらいいのか、逆に気を使ってしまうのです。

 

台所での気遣いが裏目に出ることも

お茶の用意を手伝った方がいいのか、

片付けをした方がいいのか、迷いながら台所に入ってみても、

お茶や食器の場所がわからず戸惑うこともしばしば。

 

結局のところ、「手伝おう」とするこちらの気持ちは大切でも、

それがかえって負担になっていることもあるのだと、最近気づきました。

 

同居がうまくいく人の共通点とは

同居が上手くいっている人を見ると、

お姑さんとの間に遠慮がなく、はっきり物を言える関係を築いていることが多いようです。

 

「ここは片づけといて」「これは触らないで」など、

お互いのルールを言葉にして伝え合っている印象があります。

 

でも私は、実の母親にすらそう強くは言えません。

だからこそ、同居にはあまり向いていないタイプなのだと思います。

 

義父の長話と、まさかの“名前違い”事件

義父はとてもお話好きな方で、

私が訪れると、日常のあれこれを楽しそうに話してくれました。

 

ところがある日、話の終わりに「なぁ、マユミさんも……」と私に言われ、

その場で固まりました。

 

私の名前は“マユミ”ではありません。

訂正するタイミングも逃してしまい、笑ってごまかしてしまいました。

 

元カノの名前? 車内での沈黙

帰り道の車の中、思い切って夫に「マユミって元カノの名前?」と聞いてみました。

返ってきたのは、なんと一言「しらん」。

 

この短いやりとりに、また別の緊張が走りました。

義実家との距離感、名前を間違えられた面白さ、いろんな感情が混ざり合う瞬間でした。

 

結婚後は“家族”が増えるということ

結婚するというのは、パートナーだけでなく、

その家族とも関係を築いていくということ。

 

社会的にも、新しい「所属」が増えるような感覚があります。

その中で無理に合わせすぎず、自然体で過ごすこと。

適度な距離感と、さりげない配慮。

 

そのバランスを取ることが、円満な関係を築くコツなのかもしれません。

 

 

アザラシ

一緒に習い事をしたいと言われて

ある日、会社の後輩から「一緒に習い事を始めませんか?」と声をかけられました。

「何がいいですか?」と聞かれたので

候補として出したのは「書道」か「フラワーアレンジメント」。

どちらも趣味として魅力的です。何より後輩がそう言うなら、ぜひ一緒に始めようと楽しみにしていました。

 

まさかの選択…英会話?

数日後、後輩から「申し込んできました!」と嬉しそうに報告。

「どっちにしたの?」と聞いた私に返ってきたのは、まさかの答え――英会話。

 

「なんでやねん!」とツッコミを入れつつも、せっかくなら新しいことに挑戦してみようと思い、通うことに決めました。

 

美人先生との個人レッスン開始

英会話教室の初日。先生はとても綺麗な方で、さらに生徒は私と後輩の二人だけ。

まるでプライベートレッスンのような贅沢な空間でした。

 

しかし、そんな優雅な雰囲気とは裏腹に、私は英語が全く話せず、初回からド緊張。

教材の朗読中に「50」を「ごじゅう」と読み、「ごじゅうだらぁず」と日本語読みで言ってしまう始末。

自分でも情けないやらおかしいやら…。

 

少しずつ慣れてくる英会話

最初は言葉に詰まりっぱなしでしたが、通ううちに少しずつ英語にも慣れてきました。

真面目で努力家な後輩の姿を見ていると、自分も「やらなきゃ」という気持ちになりました。

 

後輩のアザラシ事件

ある日のレッスンで「テキストのイラストを見て英語で話す」という課題が出されました。

絵には動物がたくさん描かれていて、ペンギンやシロクマなどが並ぶ中、後輩が選んだのはアザラシ。

 

後輩は大きな声で堂々と話し始めます。そして、自信満々にこう言いました。

 

「アザァラシィィ!!」

 

英語なまりで言うから

私は一瞬「これって英語なのか…?」と戸惑いましたが、先生は真顔で静かにこう言いました。

 

「SEALですね。」

 

このときの空気感、もう本当におかしくて、こみあげてくる笑いを必死でこらえました。

でも笑えない。笑っちゃいけない。

真剣なレッスンの場だからこそ、余計に笑ってしまいそうになるのが辛かったです。

 

忘れられない後輩との思い出

この「アザァラシィィ事件」は、私の人生の中でも忘れられない爆笑エピソードとなりました。

私の生涯の笑いのネタとなったのです。

そして、こういう瞬間こそが、後輩のピュアで愛らしい魅力を象徴している気がします。

 

出会いに感謝し、これからも一緒に何かを楽しめる関係でいたいと、心から思っています。

インスピレーション派⁉

決め手は?」に返ってきた意外な答え

30代独身の友人と恋愛トークをしていたときのこと。

「付き合う時の決め手って何?」と私が聞くと、彼女はこう即答しました。

 

「私はインスピレーション派!」

 

…実は私も、ずっとそうだったんです。

 

直感で恋愛をしていた過去

「何がどうってわけじゃないけど、この人!」と、自分の感覚だけを信じる。

それが私の恋愛スタイルでした。

 

・「あっ、好き!」という一瞬の高揚感

 

・「運命やわ!」と勝手な思い込み

 

・「めっちゃかっこいい!」という表面的な魅力

 

そんな一時的なインスピレーションに頼って恋をしてもうまくいきません。

 

ビビッときたって本当なの?

「直感は信じすぎない方がいいよ」と伝えると、彼女はこう言いました。

 

「でも、松田聖子もビビッと婚やったやん!」

 

はい、懐かしい言葉が出てきましたね。

かつて“ビビッと婚”と呼ばれた結婚スタイル。

出会った瞬間に「電気が走った」ような感覚で、結婚を即決するというものです。

 

でも私は思うんです。

 

ビビッとなんてウソやん。

 

現実に電気が走ったら命の危険。

机の角に肘ぶつけた時くらいしかビビットときませんよ。

 

恋愛の決め手は“冷静な目線”

私は結婚を決めるとき、初めてインスピレーションを手放しました。

何の先入観も持たず、真っ直ぐその人自身を見つめました。

「人としていい人やな」と最初はそう思いました。

 

話してみて価値観が一緒なんだと思いました。

私のことを認めてくれる人なんだと思いました。

 

・一緒にいて安心できるか

 

・話し合いができるか

 

・自分らしくいられるか

 

そうした具体的な要素を大事にしながら、少しずつ関係を築いていくのがいいかと思います。

 

インスピレーション派、卒業します

かつて「インスピレーションこそ真実の恋」と信じていた私。

だけど、いくつもの失敗を経て気づきました。

 

“ビビッと”より、“じわっと”の方が幸せにつながる。

 

だから、私はインスピレーション派を卒業しました。

直感で動く恋も素敵だけど、人生をともにする相手は冷静に選ぶのが正解かもしれません。

 

よりによって

 

お華の先生からのお見合い話
婚活中、信頼しているお華の先生から「知り合いの息子さんと会ってみない?」とお見合いの話をいただきました。
先生ご自身もよく知っている方とのことで、「いい人だから安心して」と太鼓判。
 
先方もかしこまった形ではなく、自然な形で二人で会うことを提案してくださり、電話での感じもとても良好。
お店の予約までしてくれて、会う前から好印象を持てました。
 
初対面は好印象
初対面の日は2〜3時間ほど一緒に食事。
私が席を外している間にお会計も済ませてくれていて、とても紳士的な方だと感じました。
 
その後、1週間後に2回目のデートが決まりました。
 
車中での会話に潜む違和感
2回目のデートではドライブもあり、沈黙を避けようと、私は話題を振るように心がけていました。
友人とのエピソードなどを話す中で、ふと自分がB型であることに触れたとき――
 
一瞬引いていくのが分かったのです。
 
「この間、聞くの忘れてて、A型やと思ってた。じゃなかったらO型かなと思ってた」
「よりによってB型…」
 
血液型で判断される悲しさ
その言葉に私は驚きましたが、お華の先生を介している以上、きちんと向き合うべきだと思い、
後日きちんと話すことに。
すると、彼はこう語りました。
 
「父親がB型で合わないから、B型の人が苦手」
「友達でもB型の人はちょっと違う」
 
血液型は生まれ持ったもの。変えられません。
私は「血は変えられないので」と告げ、お見合いの話はなかったことになりました。
 
驚きの真実と先生の怒り
その後、私はお華の先生に正直にすべてを話しました。
先生は少し呆れ気味に「私もB型やけどな」とちょっと怒り気味。
事情を察して先方にはやんわりとお断りを入れてくれました。
 
ところが数週間後――
 
やはり気になった先生が、先方のご自宅を訪問。
その中で雑談のように「私もB型で変わってるしな」と話を切り出すと、なんと驚きの事実が発覚。
 
お父さんの血液型はB型ではなく、AB型だったのです。
 
血液型と性格は本当に関係ある?
「B型だから合わない」
「O型なら安心」
「よりによってB型か」
 
そんなふうに人を判断してしまうことは、本当に正しいのでしょうか?
 
もし今後、この男性がお父さんの本当の血液型を知ったら、
今度は「よりによってAB型か…」なんて言い出すのかもしれません。
 
でも、人の本質は血液型ではなく、接した時間や感じたことから見えてくるものです。
婚活では、思い込みではなく、自分の目・耳・心で相手を見ることが大切なのだと、改めて感じた出来事でした。
 

上海の結婚式

初・海外の結婚式にドキドキ

15年ほど前、人生で初めての海外の結婚式に出席することに。

場所は中国・上海。しかも夫の会社関係の方の結婚式。

 

「お祝いは?」「服装は?」と疑問だらけの中、夫はさらっと一言。

「ジーパンでいいねん」

 

本当にそれでいいのか?と半信半疑ながらも、夫はジーンズにジャケット、私は無難にワンピースで出席しました。

 

ホテルもゲストも想像と違う

迎えに来てくれた方々はしっかりドレスアップ。

到着したのは高級感あふれる立派なホテル。

 

「やっぱりジーパンまずかった?」と不安になる私をよそに、会場に入ってさらに驚くことに。

なんと、ゲストの多くが普段着、しかも上下黒ジャージの人もいる。

 

でも、そんな服装で全然浮かないのが中国スタイル。

約200人が集まる会場はすでに料理がスタートしていて、式が始まる前から食事タイムです。

 

セレモニーも自由で驚きの連続

新郎新婦が登場しても、誰もスマホを構える様子はなし。

写真を撮るのはプロのカメラマンのみ。これはかなりのカルチャーショック。

 

そのままステージでケーキカット→キャンドルサービスと、流れるようにセレモニーが進みます。

 

受付がなかったので、「お祝いっていつ渡すの?」とソワソワしていると、新郎新婦がテーブルにやってきて…

受け取れと言わんばかりのお祝い金手渡しスタイル。

 

自由そのもの!それぞれの楽しみ方

新郎新婦がテーブルをまわっている最中も、ステージではずっとゲームや余興が続いているという自由さ。

お祝いムードというより、まるで大型のパーティのような賑わい。

 

しかも、ゲストは途中でも帰っていく。

最後まで残る文化ではないようで、これもまた驚きでした。

 

「百年の愛」の意味を込めて

会場には白い百合の花がたくさん飾られていて、後に知ったのですが、百合は「百年の愛」を意味するのだそう。

 

帰り際にその百合を一輪いただき、ホテルの部屋に飾りました。

 

百年…もっと長く続きますように。

そんな想いを込めて、心温まる思い出となった初めての上海結婚式体験でした。

走る恋心

好きな人の住所が分からない…

短大時代、仲良しのTちゃんから突然の恋の相談。

「バイト先の人を好きになった」と告白。

 

でも、私はその男性とは面識がなく、どうアプローチすればいいか分からない。

そんなときにTちゃんが学校主催の卒業旅行でヨーロッパに行くことに。

 

「旅先から葉書を出せば、いいきっかけになるんじゃない?」

当時はLINEもSNSもない時代。郵便が恋のツールだったのです。

 

恋する乙女のために張り込み開始!

でも問題がひとつ。

彼の住所が分からない――。

 

そこで策を打つ「仕事終わりの彼を待ち伏せ作戦」という、今では信じられない昭和スタイルの恋のアプローチ。

 

私と助っ人のJちゃん、そして運転手のTちゃん。

3人で会社の前に車を停めて、彼の退勤をひたすら待機。

会社前で張り込むが暗くなってきてTちゃんの眼力にかかっていた。

さすがTちゃん素早く発見、出てきたところを追跡。

Tちゃんのミッション車で追跡開始!

 

カーチェイスの先に見えた愛のカタチ

ところがその彼、まさかのスピード狂。

Tちゃんは恋心を持ってミッション車を勇ましく爆走。

私と助っ人Jちゃんは暗闇を突っ走る車を目で追い右へ左へ指示。

トラックにクラクション鳴らされたけどギリ右折、ごめんなさい。

ちょっと危ないけど止まれない。

 

やっとの思いでたどり着いた社宅アパート。

少し離れたところに車を止めて恋する乙女を車中に残し、私とJちゃんはアパートの郵便受けを探す。

 

バッチリ住所は書いてあるのに 書く物を忘れてしまう痛恨のミス!

必死に住所を覚えて走って戻り、車の曇ったガラスに指で書くという昭和ならではのアナログ手法で記録。

 

一枚の葉書が運命を変える

その後、Tちゃんはヨーロッパから想いを込めた葉書を送る。

帰国後、彼からは「ありがとう」の一言――。

 

それが恋のはじまりでした。

やがて二人は付き合い、今では3人の男の子を育てる家族に。

 

今でも語り継がれる青春の一幕

みんなで集まると、必ず出てくるのがこの**“追跡ラブ大作戦”**。

昭和という不便さがかえって、強い絆と記憶を生んだのかもしれません。

 

今の時代はすぐにDMやLINEが送れるけれど、

手間をかけて届けた気持ちは、忘れられない宝物になる。

 

 

恋愛アピール出来ない?

 

「彼氏が欲しいけど…」の相談に思うこと
ある日、「彼氏いないんですよ」と真剣な表情で相談されて
「もっとアピールしたらどう?」と答えた私に、彼女はこう言いました。
 
「よしこさんだからできるんですよ。私には無理です」
 
でも本当にそうでしょうか?
恋愛に限らず、できないんじゃなくて“やらない”だけなのでは?
そう思わずにはいられません。
 
待っているだけで出会いは来る?
婚活中の私は、正直に言えばガンガン動いていました。
会う人会う人に「誰かいませんか?」と聞いて、
紹介やコンパ、お見合い等話があれば行っていました。
それだけ動いて真剣に婚活していても、
 
・「本気じゃなさそう」
 
・「余裕がありすぎて恋人いらなそう」
 
・「一人で生きていけそう」
 
なんて言われたことも。
でも、何もせずに待つだけでは、チャンスは来ません。
 
寂しさを出せばうまくいく?の勘違い
「じゃあ寂しそうにしていれば、誰かが声をかけてくれる?」
いえ、それもまた逆効果です。
 
背中を丸めて、悲愴感ただよう雰囲気を出したところで、
魅力的に見えるわけではありません。
 
むしろ周囲は気を遣って、一歩引いてしまうだけ。
大切なのは、“助けを待つ姿”ではなく、“自分で動く意思”です。
 
恋愛は自分から動いた人にチャンスがある
世の中、思い通りに進むことばかりではありません。
でもだからといって、「どうせ無理」「できないから」と言い訳をしていたら、
何も始まらないし、何も手に入らない。
 
恋愛も婚活も、“自分から行動した人”にチャンスが巡ってきます。
一歩踏み出すことを恐れないで。
「誰かいませんか?」と言ってみるだけでも、未来は変わります。
 

縁とタイミング

よく聞くけれど…「縁とタイミング」って?

「結婚って、縁とタイミングだから」

婚活中、何度もそんな言葉をかけられました。

 

でも、その“縁”と“タイミング”って誰が教えてくれるの?

まるで大縄跳びみたいに、誰かが「今だよ!」と合図してくれるわけじゃないし、

運命の赤い糸が目に見えるわけでもありません。

 

出会っている人はすべて“縁のある人”?

出会いにはすべて意味がある。

生きていく中で出会う人はみんな縁のある人だと私は思っています。

学校や職場、友達や友達の友達…出会う全ての人には自分との縁がある。

出会いは“縁”のスタート。

どんな縁があって、何を意味するのかは、是非考えてみて下さい。

 

タイミングは「今だ!」とわかるもの?

「結婚を考える時期っていつ?」

 

・周りが結婚し始めた時?

 

・30歳を過ぎたあたり?

 

・仕事が安定した時?

 

実はどれも正解のようで正解じゃない。

タイミングは自分が結婚しようと思う時。

誰かが決めることでも、誰かの真似をするものでもないんです。

 

結婚して振り返ってみると——

「あの時、あの人に出会った意味」が自然と見えてくるものなんです。

 

“縁とタイミング”は後からわかるもの

私自身、結婚する前までは

 

こんなに縁やタイミングを考えるのに答えがないなんて…

誰やねん、いつやねんと考えて。

 

でも今ならわかるのです。

結婚とは、あとから“あの時がタイミングだった”と気づくもの。

 

焦っても、計算しても、完璧な答えは出ません。

でも確かに、誰にでも「その時」は訪れると思うのです。

 

チャンスは静かにやってくる

「縁」と「タイミング」は、きっと静かにやってきます。

そして、過ぎてから気づくからこそ大切なのは——

 

“今、目の前の人との関係を大事にすること”

“自分の気持ちに素直になること”

 

考えすぎずに、でも逃さないように心を開いておくことが大切なのかもしれません。

 

使わない言葉

「忙しい」と言わない理由

私は**「忙しい」という言葉があまり好きではありません**。

 

誰かに誘われた時に、「忙しい」と断るのは

なんだかその人との時間が“優先順位の外”だと伝えているようで、

寂しさを感じてしまうからです。

 

そして、逆に自分が言われた時も、やっぱり少しだけ心が傷つきます。

 

忙しいは“心を亡くす”と書く

「忙しい」という漢字は「心を亡くす」と書きます。

まさにその通りで、心を失いそうなときほど、人とのつながりが必要なのに、

「忙しい」と断ち切ってしまうのは、とても悲しいこと。

 

時間は「ある・ない」ではなく、**“作るもの”**だと私は思っています。

だからこそ、会いたい人、話したい人には、時間を作る努力をしたいのです。

 

「頑張れ」と言わない理由

もうひとつ、私があまり使わない言葉があります。

それは「頑張れ」です。

 

もちろん、運動会で全力で走っている人には声をかけます。

ゴールまで駆け抜けてほしいエールですから、

“もうダメだ”と思っていたとしたら、

“もう一人抜きたい”と思っていたとしたら、

奮起してほしいと思う気持ちで「頑張れ!」と叫びます。

 

でも、すでに困難に立ち向かって頑張っている人に対しては、

その頑張りを無責任に煽るような気がして、「頑張れ」とは言いません。

 

頑張っている人には、敬意を

もう頑張っている人には、その頑張りを賞賛します。

 

「負けないで」と自分に負けずに戦う強さを持つこと。

そんな言葉の方が、時に相手をそっと支える力になると思うのです。

 

言葉は使い方次第で武器にもなる

言葉は人に想いを伝えるための大切な道具。

けれど、使い方を間違えれば、人を傷つける武器にもなってしまう。

 

特に、自分の口から出た言葉はもう取り消せません。

だからこそ、一つひとつに責任を持って、思いやりを込めて使いたい。

 

 

かぐや姫

3人の娘を育てた母の小さな夢

私たち三姉妹の母には、密かな夢がありました。

せっかく娘を3人も産んだのだから

娘たちをもらいにくる男たちに条件を突きつけること。

 

まるで昔話の**“かぐや姫”のように**――

「龍の首にかかった珠を取ってこい」だとか

「火鼠の皮衣を探してこい」だとか。

そんな無理難題を吹っかけて、

我が娘に値打ちをもたせたかった。

 

現実は“晩婚3姉妹”…!?

ですが現実は、母の理想とはかけ離れていました。

 

三姉妹ともに**いわゆる“晩婚”**で、

実際に「娘さんをください」と挨拶に来ると…。

ついには母も観念して、こう言っていました。

 

「どうぞお持ち帰りください、返品はお断りで」

 

なんとも潔い“ご成婚の言葉”です。

 

かぐや姫ではなく桃太郎の家来!?

私たち三姉妹は、母の夢のような姫君にはなれませんでした。

 

どちらかといえば――

きび団子ひとつで鬼退治に出かけてしまう、

きじ・さる・いぬ。

戦う気概はあるけれど、

守られるお姫様ではなかったのです。

 

母の夢は、少し切なくも温かい

そんな母の夢がかなうことはなかったけれど、

それでも「娘に幸せになってほしい」という願いが込められていたことは、

大人になった今ならよく分かります。

 

母上さま、ごめんなさい。

でも私たち、私たちなりの人生をちゃんと歩いています。

夢見たかぐや姫には届かなかったけれど、

娘たちはちゃんと、自分の足で未来に進んでいます。

 

 

一年生

4月は“新しい出会い”の季節

春になると、通勤電車でも街角でも、初々しい新人さんを見かけるようになります。

スーツ姿がまだぎこちない彼らを見ていると、ふと私の社会人1年目を思い出します。

 

初めての職場は“進学校の事務室”

私が最初に働いたのは、県立高校の事務室でした。

しかも、進学率100%を誇る有名な進学校。

仕事も、生徒も、保護者も、なかなかに個性豊かでした。

 

例えば――

 

・「インコの具合が悪い」と、生徒の欠席連絡を入れてくるお母さん

 

・「忘れ物」と言って、テニスラケットや筆箱、果ては検尿まで届けるお父さん

 

・「お弁当のたれを忘れた」と、昼前に駆け込んでくるおばあちゃんも…

 

志望校合格のために親も全力サポート。その姿勢に圧倒されたのを覚えています。

 

職員100人、全員に話しかけて覚えた日々

事務室職員としてまず私に与えられたミッションは、

「先生方の顔と名前、教科、所属部活まで覚えること」。

 

卒業アルバムの写真を見て覚えることもしましたが、

せっかくなので私は**“全員に話しかけて覚える”作戦**を選択。

 

最初は勇気がいりましたが、

「話して覚える方が早いし、印象にも残る」と思って実行。

結果的に、この行動が多くの先生方との距離を一気に縮めてくれました。

 

もちろん失敗もたくさん…

もちろん、失敗もありました。

 

通学証明書の発行日を間違えて、生徒さんが駅員さんに怒られてしまったり

 

試験中に校内放送を入れてしまい、教頭先生が全力疾走で事務室に飛び込んできたり…

 

でも、どの失敗も笑って受け止めてくれる先生方に支えられ、私は少しずつ社会人として成長していきました。

 

契約は1年間。最後にまさかの“胴上げ”

1年契約の臨時職員という立場だったので、あっという間にお別れの時期がやってきました。

 

送別会では、なんと人生初の胴上げ。

スナックのようなお店で、天井すれすれまで飛ばされてしまい…

タイトスカートだったので、ヒヤヒヤと恥ずかしさでいっぱい。

 

でも、そんなハプニングすらも楽しく思えるくらい、素敵な1年でした。

 

社会人1年目は“学生の延長”だったけど…

あの1年間は、社会人というより学生の延長のような感覚でした。

それでも、たくさんの人に支えられ、笑って、失敗して、学んで――

確実に人生の土台になった時間です。

 

今、新年度を迎えて不安な新人さんへ。

誰にでも初めての1年目があります。

たくさん話して、たくさん失敗して、素敵なスタートを切ってくださいね。

 

 

女の意地

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の意地?」

昔、姉から教えてもらった言葉があります。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の意地」――本来は「聞かぬは一生の恥」ですが、私には“意地”という言葉の方がしっくりくる瞬間があります。

 

女の意地って、時に信じられないパワーを生むものです。

 

パソコン初心者が教室通いを決意

30歳を過ぎた頃、世の中はすっかりパソコン時代に突入していました。

でも私はというと、携帯電話すら怪しいレベルの機械音痴。

そこで一念発起して、パソコン教室に通うことにしました。

 

もちろん初心者コースからのスタート。マウスすら思った場所に止まらず、苦戦の連続。

そんな私に付き合ってくれたのが、パソコンに強い大親友でした。

 

先生の言葉に「女の意地」が爆発

ある日、教室で事件が起こります。

できの悪い私に向かって先生が一言――

「〇〇さん(友達)はちゃんとできてるのに、あなたはやる気があるの?」

 

努力しているのに、できる友達と比較される。

悔しさが込み上げてきて、ここで私の「女の意地スイッチ」が入りました。

 

ブラインドタッチを一日で習得

その日から私は猛勉強モードに突入。

ローマは一日にして成らずとはいうけれど、ブラインドタッチを一日でマスター。

筆記試験は100点、実技も98点。

ついにはパソコン検定3級に合格することができました。

 

あの時、先生に言われなければ――

もしかしたら今もマウスを思うところで止められなかったかもしれません。

 

20代の失恋にも「意地」があった

実は似たようなことがもうひとつ。

20代の頃、大好きだった彼に振られたときのこと。

「綺麗になって見返してやる!」と決意。

 

・プロにメイクを教わる

・髪をストレートにする

・服装も見直す

 

見返したい気持ちが、私を自分磨きへと突き動かしました。

 

「女の意地」は強さに変わるエネルギー

「意地を張る」と聞くと、マイナスな印象を持つ人もいるかもしれません。

でも私は思います。

「女の意地」は、努力や変化のきっかけになるポジティブな原動力。

 

うまくいかない時、誰かを見返したい時、悔しい思いをした時――

そのたびに私は意地を燃やしてシャカリキに頑張ってきました。

 

きっと、単純な性格なんでしょう。

でも、その単純さが私の強みだと、今では言えます。

 

晴れた春の日には

趣味は人柄を映す鏡

プロフィール欄にはよく「趣味」が書かれますよね。

それは自分を表現する手段の一つであり、人となりが見えてくるからです。

私自身も初対面の人には、「趣味は何ですか?」「休日はどう過ごしていますか?」とよく聞きます。

その人がどんな人生を大切にしているか、どんな価値観を持っているかが垣間見える瞬間です。

 

共通の趣味はあれば嬉しいけど

恋人やパートナーを選ぶとき、「共通の趣味があるかどうか」は話題になりやすいポイントです。

確かに話も弾みやすく、一緒に楽しめる時間が増えるのは魅力的です。

でも私は、共通の趣味がなくてもまったく問題ないと思っています。

 

なぜなら、趣味は「自分の時間の過ごし方」だから。

自分が大切にしたい時間を、それぞれのやり方で過ごせることも、心地よい関係の一つの形だと感じています。

 

本当に大切なのは「感性」と「価値観」

それよりももっと大切だと感じるのは、「感性」や「価値観」が合うかどうかです。

話が合うとか、笑いのツボが似ているとか、そういった感覚の一致があると、一緒にいて自然と心が落ち着きます。

 

違和感なく過ごせる相手。それこそが、私にとって理想の関係性です。

 

季節の美しさを共有できる人

たとえば、春の晴れた日。「今日は桜が満開らしいよ。見に行こうか」と自然に出かけたくなる。

そんな時、相手も「行こう!」と気持ちよく言ってくれる関係がいい。

 

どちらかが季節や自然に興味がなければ、その気持ちは共有できません。

満開の桜を見て、「きれいだね」と言い合える。そんな小さな感動を一緒に味わえることが、何よりの幸せです。

 

心が共鳴する関係を大切に

趣味が合うかどうかも大切なこと。でも、それ以上に「心が共鳴する関係」が大事だと私は思います。

言葉にしなくても通じ合う感覚。自然を美しいと思える心。

そんな価値観を分かち合える人となら、きっと穏やかで温かな時間を過ごせるはずです。

 

 

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