父は亡くなる数時間前に病院のベッドの上から
少し疲れた様子の母に
『おかあ寝え わしが見といたるから』と声をかけた
看病してるのは私だと母は笑った
父はずっと母を気遣い優しかった
父が亡くなって 母は
生まれ変わっても父と一緒になると言った
そんな夫婦になりたいと
ずっと思っていた
そんな人に出会いたいと望んでいた
そして 今
生涯愛される女性でありたいと思う
父は亡くなる数時間前に病院のベッドの上から
少し疲れた様子の母に
『おかあ寝え わしが見といたるから』と声をかけた
看病してるのは私だと母は笑った
父はずっと母を気遣い優しかった
父が亡くなって 母は
生まれ変わっても父と一緒になると言った
そんな夫婦になりたいと
ずっと思っていた
そんな人に出会いたいと望んでいた
そして 今
生涯愛される女性でありたいと思う
『ちっちゃい時おとなしかってん』って言葉を誰も信じてくれません
証言してもらうにも友達がいなかったからそれも出来ず
ところが 実家で見つけてしまったのです
小学校時代の通信簿
先生からのコメント欄には
『おとなしい』
『自分の意見が言えない』
『特定の子としか話せない』
『声が小さい』
今や
買い物へ行けば店員さんとお友達になるし
緊張はするものの人前でも話します
旦那さまにも 通信簿見せたら笑ってました
当時の先生方やクラスメイトが今の私を見たらびっくりするんでしょうね
あんなに暗くて
あんなにおとなしかった子が
こんな大人になってるなんて
20歳の時に成人になったのだからと化粧をするようになり
21歳の時同僚に『してもしなくても一緒化粧品代の無駄』と言われ
すっぴんで過ごし
28歳の時に友達に『もう歳だからお肌に悪い』と言われ
ファンデくらいはするようになる
30歳で親切な化粧品屋さんのお姉さんに教えてもらい
アイメイクなど まともに化粧をするようになる
といった感じで 人の言うことを聞いてしまう私
なおさら 好きな人の言うことなんかは従順に
ミニスカートが好きと言われたら履き
ロングヘアが好きと言われれば伸ばしまくる
人に『アホちゃうか』と言われたりして
本当にアホやったと思うわけです
服装や髪型なんて つまらない事
大切なのは 自分そのもの
たとえ 地割れする程のおならをこいても
そんなお前が可愛いと言ってくれるような
ありのままの自分を愛して
守ってくれる人が
本物ですよ
私が主人と初めて出会った日
それまで
名前と年齢と性別ぐらいしか聞かされてなかった
もちろん写真も見ていない
初めて顔を合わせ 初めて声を聞き
みんなと一緒だったけど、同じ時間を過ごした
職場の皆様と一緒だったから
皆様からの話も聞いたりして
『いい人なんだろうな』
という印象を持って帰った私
『また会いたい』
という想いを持って帰ったと主人は言った
映画『ファーストキス』でも旦那様役の松村北斗さんは
奥様役の松たか子さんに対して『また会いたい』と思ったと
この言葉の意味はきっと深いんだ
映画を観に行ってきました
結婚して15年
離婚を決意した時に
旦那さんが死んでしまう
タイムトラベルで出会う前の旦那さんの元へ
というところから始まるストーリー
奥様役の松たか子さんが
めちゃめちゃ可愛いらしい
これから観る方のために内容はあまり話さずに
旦那さんに相談事をすると
君はこうするべきだと言われるが
うん、うん、わかるよ
が正解でしょと言ったセリフがある
私も必ず私の味方でいてほしいと主人にお願いしている
これが一般的な女心かも
相手を想うことできっとずっと仲良しでいれる
そう思えた素敵な映画でした
結婚して間がない頃そぉ10年ほど前かな
休日の遅めの朝 旦那さんの携帯に電話
会社のお友達のよう
なにやら神妙に淡々と話しだした
お仕事のお話しだから あまり聞かない方がいいかと思ったけど
時折 旦那さんが私を横目で見る
『ガン無視したらええねん』強い口調で聞こえてきた
会社の上司ともめてるのかと心配になった
電話を切って 旦那さんが私に言う
『誰にも言ったらあかんで』
・・・
会社のお友達(私も知ってる人です)が
アダルトサイト見て8万円請求されてどうしよう電話だったんです
架空請求で払う必要は全くないのに
むこうがあまりにも真剣に話すので笑えなかったって
心配で眠れない夜を過ごして
この電話をするまでドキドキだったんでしょう
私は口止めをされてたのですが
まさかのブログ!
いえ 本人が安堵のあまり会社で自ら言ってたそうで解禁です
その上
一番ばれて困るはずの奥様にも自分で言ってしまったそうで
結果もちろん 大激怒
凄く好きだったはずなのに『あれっ?』って思った経験ないですか?
友達の昔話
めっちゃくちゃ好きで、好きで
好き過ぎて
待ち合わせだって何時間でも待てた
風が吹こうと雨が降ろうと彼を待つことが出来た
でもその彼には
他にもたくさんの彼女がいたことに気づく
ある日、彼はそのうちの一人に刺された
それでもお見舞いに病院へ会いに行った
そして、そこで
よれよれの病院のパジャマを着て出てきた
よれっよれっの彼を見て
すぅ~と冷めてしまった
彼氏が刺されたなんて話は初めて聞いたけど
冷めてしまうなんて話はよく聞く
『恋は思い込み』私はそう思ってるんです
この人のことが好きって思いこむ
じゃぁ “愛” は何?って聞かれたら
『相手を思いやること』と私は答えます
でも 恋をすることも必要なことなんですよね
スピード婚だったので
報告も遅くなったりしてて
当時の職場のお客様に報告した時に
『選べるんやったら、そっちの人生を選ぶわ』って言われました
人生選ぶっ 優柔不断な私には難しいって思ったけど
よくよく考えてみたら
ずっと ずっと 選んでるじゃないですか
生まれてから ここにくるまで
いろんな選択肢の中からいろんな事を選んできた
学校に行くのだって 就職するんだって
お付き合いするとか 別れるとかも
結果がわからないから どの道を行くか迷うけど
何が正解かもわからないし
もし間違えだったら軌道修正したらいい
人生一度きり
悔いなく思いの通り生きればいい
告白するのって勇気いります
でも “好き”って思ったら
即、伝える
昔 友達に教えてもらったんです
『ためらってる時間がもったいない』
気持ち伝えて「Yes」なら すぐお付き合い
気持ち伝えて「No」なら 次へGO
もし Yesなら
ためらってた時間を一緒に過ごせてたわけだし
もし Noなら
次の人を探すことも出来るし 次の策を講じることも出来る
ためらってる間に 他の人とってこともあるしね
なんせ
結果を恐れて、迷って、ためらっての時間はもったいない
『当たって砕けて、砕けちろっ』なんてことも
私はよく人に言うけど
事を起こさねば結果は出ない
この一時の勇気を持つことで
道が開けるんじゃないって思ってしまうんです
相手の気持ちに気づくのってどんなタイミングですか?
私は結構鈍感なんです
友達が小学校の時の話なんですが
席の後の男の子がボールペンでつついてきて…
『この子 私に気があるんじゃないかな』って
そしたら よりいっそう激しくなって
着てたセーターがほつれてしまい…
いじめだったそうなんです
先生が親御さんまで呼出しての面談
友達の悲しい思い出だそうです
この友達は 大きくなってからも
『この人 私に気があるんじゃないかな』ってすぐに思うそうで
でも 思わないより思う方がいいような気もします
恋愛のアンテナをいつもたててる感じしますよね
昔、お仕事で窓口に座ってまして
一緒に仕事してるお姉さんが綺麗な人なんです
お客さんに
『会いにきたで』とか単刀直入に『愛してるで』とか
言われてはりました
『なんでそんなに可愛いんや』ってのが
私のお気に入りフレーズなんですが
『おまえのその笑顔を見にきたんや』って言われてはった時は
『うわぁぁぁ~』って声に出しそうなのを抑えてました
おじさんばかりとはいえ凄いものです
で、私はというと
常連の男性に
『俺の笑顔を見せに来てあげてるんや』って
恩着せがましく…いえ、やっぱり恩着せがましく言われました
笑顔を見に来ると見せに来るの違い
でも、あんまり深く考えるの止めておきます
会いにきてもらってるという括りでまとめておきましょう
20代の中頃、まわりの友達は結婚していきました
その頃の私には結婚願望はなかったけど
結婚に興味はあった
で、ふと
結婚を決める時のタイミングを知りたくなりまして
結婚していく友達に聞いてみてました
自分の親に急かされてとか
相手の親に言われてとか
この人との未来を想像してみて『まっ、いいか』と思ったとか
お年頃やったしっていう答えもありました
その時はそういうものなのかと
分かるはずのない未知の世界をおぼろげにとらえていました
今、同じ質問を私がされたら答えは
『迷いがなかったから』
皆さんが結婚する時はどうなんでしょう?
これからされる方は、どんな時だと思いますか?
結婚して少ししてから
告白してふられてしまった人に会いました
お仕事関係の人なんで 会ってしまいます
話しかけられました
『もう〇〇さんじゃないんですよね』
そう言われました
うちの会社の広報に載ってた組織図を見て
名字が変わってるの気づいたそうです
『なんて読むんですか?』
よしかたですって答えて
止めとけばいいのに フルネーム言って
漫才師みたいな名前になったんですよ
笑われました
笑っときました
こんな場面で笑いをとらなくてもいいとは思うのですが
笑いをとってしまうわけです
私には私の歴史上の人物がいて
私 ちっちゃい時めちゃめちゃおとなしかったんです
今の私が開花したのが小学5年生の時
同じクラスの同じ班になった子が声をかけてくれて仲良くなりました
この子が面白い! 感化されました
それまで言葉を発することが出来なかった私が
人と話すようになって 笑いもとれて
暗い白いデブだった小学生は変わりました
彼女は学校を卒業して、お見合い頑張って
23歳で結婚 2児の母 6歳年上の開業医の妻
私は急に思い立って、自力で婚活頑張って
39歳で電撃結婚 6歳年下の会社員の妻
それぞれがそれぞれの人生を歩み
お互いがお互いの幸せを掴んだ
長く勤めてた会社で
後輩の結婚を聞いて
『結婚おめでとうございます』って声をかけたら
『すいません』と返ってきた
これには 鳩が豆鉄砲
『えっ』て言ってしまった
“おめでとう”には“ありがとう”じゃないの?
会社のお姉さま方には 被害妄想と言われた
ある時 お客さんにこの話をしたら
大爆笑
『被害妄想ちゃうで、お先にすいませんのすいませんや』って
そう言ってもらってよかった
だって私もそう思ってた
母の母、私のおばちゃんは明治生まれで厳しかったそうな
そのおばあちゃんに育てられた母もちょっと厳しい
外泊禁止で短大の卒業旅行を勝手に行くまで
家族以外で外泊をしたことがなかった私
学生の間は学業が一番!恋愛禁止!
従ってましたというより
普通にずっと独り者でした
20歳越してから彼氏ってものが出来ました
旦那さまに会う前もだいぶいなかったから
人生のほとんどは彼氏がいないわけです
彼氏がいないとか 出来ないとか嘆かないで
そんな人いっぱいいるんですよ
まだ出会ってないだけだから
運命の人を楽しんで探しましょうよ
今思えば婚活中は使命感というか、義務というか
探す事を楽しんでなかったんです
待っててもダメ 求めないとつかめない
そして、楽しんでこそ人生なのです
右手の人差指の付け根にしこり?
ちょっと痛い
アナログ妻は ありとあらゆる人に聞いてみた
デジタル夫は ネットで検索
『ガングリオンちゃう?』
心配なので 整形外科に行ってみた
レントゲンまで撮ってみて
お医者さんの言うことには
『ガングリオンの可能性が高いですが様子をみて下さい』
うちの旦那さまの診断で良かったみたい
別に行かなくてよかったな病院へ
診察室から大声でフルネーム呼ばれて
『ヨシカタヨシコさぁ~ん、ヨシカタヨシコさぁ~ん』
待合にいた人みんなに見られ
姓が変わって初めての病院で
自分の面白い名前に気づかされた
とびきりの美人じゃない
ずば抜けてスタイルがいいわけでもない
何がどうってことでもないけど
魅かれるんだと口説かれたことがあります
若かったんで その時は意味があまりわかってませんでした
大人になって
負け惜しみとか強がりとか言われようとも
可愛いとか綺麗とかそんな事どうでもいい
“女の価値”は いかに面白いか”だと豪語してました
とはいうものの
こんなん家に居たら面白いよと売り込んだら
『毎日はいらんわ』とバッサリ切られたこともあったり
私の喋りっぷりってどう?
でも、でも
うちの旦那さまいわく
『喋る人がよかった』って
こりゃぁ~奇跡かとも思ったけど
この世の中には
ありのままの自分を認めてくれる人が必ずいるのでは
女の価値は
これが私だと言いきれること
私、自動車関係の仕事を長くしていて
知り合いがちょっと多いんです
その中でも
某自動車ディーラーの初代一級整備士さんがいて
会社では“雲の上の人”と称され
整備において知らないことはないといった感じ
多趣味で他でも知識人
お酒がお好きで一人でも飲みに行くこともあるとか
一人で行くのには もうひとつ理由が
一人だと声をかけられやすくて
いろんな人といろんな話が出来るから
知り合った自転車屋さんの影響で
自転車を始めたりして
人から聞くものって書物を読むより優れてるって聞いたことあるし
情報・知識・power etc
人から得るものって凄いです
たくさんの人と知り合うっていろんな意味でいいかも
見たことないもの 行ったことないとこ
自分だけの生活では出てこない世界を教えてもらおう
雲の上の世界だって知らないもの
5年ほど付き合った人と別れて気持ちの整理がつかなくって
『もう、終わったことやで』
という友達の言葉で心が決まった
片思いしてた人に2度告白して2度ふられ
諦める宣言をしたら みんなに諦めるなと言われ戸惑って
『絶対に振り向いたらあかん』
という友達の声で勇気が出た
いつも 私を助けてくれる大切な友達
心が救われる 伝えきれないほどの ありがとう
一人では乗り切れないことが乗り切れる
立ち止まっても つまづいても
前を向いて歩いていける
誰だって 迷う
誰だって 不安になる
自分だけで頑張らなくても
誰かの力を少し貸してもらおう
人ってそういうもんなんです