また会いたい
■最初の出会いは“情報ゼロ”から始まった
私が主人と初めて出会った日は、特別な紹介も、写真もなにもありませんでした。
事前に聞いていたのは、**「名前と年齢と性別」**くらい。
まるでお見合いのような状況だけど、実際は職場の皆様と一緒のカジュアルな空間。
彼の顔も、声も、そのときが“初めて”。
■同じ時間を過ごして感じたこと
みんなと一緒に食事をしたり、話をしたり。
彼のことをじっくり観察する時間はあまりなかったけど、周りの人の話や雰囲気から、
「きっといい人なんだろうな」という印象を持って帰りました。
正直、特別なトキメキがあったわけじゃない。
でも、不思議と心に残る人だったのです。
■「また会いたい」と思ったのは、彼の方だった
後になって、主人がこう言ってくれました。
**「また会いたいと思った」**と。
それを聞いたとき、なんだか胸の奥がじんわり温かくなったのを覚えています。
私は“いい人そう”と思ったくらいだったけれど、
彼の中では、私との時間に何かを感じてくれていたんだと。
■映画『ファーストキス』の中にもあった言葉
映画『ファーストキス』でも、松村北斗さん演じる旦那様が
松たか子さん演じる奥様に初めて出会ったとき、こう言います。
「また会いたいと思った」
この言葉、実はとても深い意味を持っているのだと思います。
ただの“興味”や“好印象”ではなく、
その人との未来を少しだけ意識した瞬間だったのかもしれません。
■「また会いたい」は、始まりのサイン
たった一度の出会いで、また会いたいと思える人に出会えることは、奇跡に近い。
そこに恋の始まりがあり、
もしかしたら人生を変える出会いかもしれない。
「また会いたい」=心が動いた証拠
それはきっと、これからの人生を共にする第一歩なのです。