いいやつ
深夜の映画帰り、想定外のハプニング
友達とレイトショーの映画を楽しんだあの日。
隣接しているショッピングモールの駐車場へと向かった私たち。
照明は消え、人気もなく、出口も見つからず…。
あちこち探し回っても、どうにもならず、
警備員の方を見つけて尋ねると――
全て閉鎖されていてセキュリティを外して車を出すことは不可能と、
出られないというまさかの事態。
警備員の方に案内されて通った
屋上から見える星空が悲しくさえ思えてその場にうずくまってしまった。
外に出られても…もう電車がない!
幸い、人だけは出られたものの、時間はすでに終電後。
どうしよう…と困り果てた私は、
思い切って“とある男性”に電話をかけることにしました。
友達に恋する“彼”へのSOS
その男性は、私の友達に片想い中の彼。
藁にもすがる思いで連絡を入れると、彼はすぐに駆けつけてくれました。
ただ、出かける直前で、私たちを送ることはできないとのこと。
そこで私は「車を貸してほしい」と言ってみました。
普通なら断っても、ためらってもおかしくないお願い…
彼はあっさりと鍵を差し出してくれたのです。
優しさに感動。心から「いい人」だと思った
おかげで私は友達を無事に送り届け、自宅にも戻ることができました。
翌朝、彼はショッピングモールへ私の車を取りに行き、
私の自宅まで自分の車と交換しに来てくれたのです。
その誠実さ、優しさに私は深く感謝し、そして感心しました。
「こんな“いいやつ”いない」と。
その後、彼の想いは実り結婚へ
その後、彼のまっすぐな想いが届き、友達と彼はお付き合いをはじめ、
二人は結婚しました。
二人を近づける良い策だと思い電話した私でした。
でも、もし彼の想いが彼女に届かず、
交際に至らなかったら、
私は“ただの悪い女”だったかもしれません。
婚活女性へのメッセージ
恋は見た目や肩書きだけでは測れません。
「困っているときに助けてくれる」「見返りを求めず動ける」
そんな行動でわかる“本当に誠実な男性”を、あなたも見逃さないでください。
婚活で出会う男性の“本性”は、こういう場面に現れます。