2025-02-19
恋or愛
■「大好きだったのに」冷めたあの日
「こんなに好きになること、もう一生ないかも」
そう思えるほど、夢中になった恋。
友人が話してくれた、そんな若かりし日の恋愛エピソード。
彼との待ち合わせには、何時間でも待てた。
雨の日も、風の日も関係ない。
ただ彼に会いたい一心で、寒空の下でも笑顔で待ち続けた。
■彼に他にも“彼女”がいた
でも、ある日突然の現実。
彼には、他にも複数の女性がいたことが発覚します。
そして、さらに衝撃の出来事が。
なんと、その中のひとりに刺されたというのです。
修羅場という言葉がぴったりな、信じられない展開。
■病院で見た彼の姿に冷めた理由
それでも、彼女(友人)はお見舞いに行ったそうです。
「やっぱり好き」という気持ちが勝ったのでしょう。
ところが、病院でパジャマ姿の彼を見た瞬間、
一気に恋心が冷めたそうです。
よれよれのパジャマを着た、よれよれの彼を見て。
「何でこんな人をあんなに好きだったんだろう?」
そのとき、魔法が解けたように、気持ちがスーッと引いていったと言います。
■恋は“思い込み”の産物?
「恋は思い込み」
これは、友人だけでなく多くの人が感じることかもしれません。
「この人しかいない」と思い込むことで、
見えない部分を理想で埋めてしまう。
でも、ふとした現実に触れた瞬間に、
その幻想が崩れ、気持ちは静かに離れていくのです。
■じゃあ、“愛”って何なの?
では、恋と愛の違いって何なのでしょうか?
私が思うに、“愛”とは相手を思いやる気持ち。
相手を理解しようとし、相手の幸せを願う感情。
そこに見返りはなく、ただ「大切にしたい」という思いがある。
■それでも恋をする意味
とはいえ、恋をすることも無意味ではありません。
恋をするからこそ、自分の感情に気づき、
相手を思う気持ちの大切さに気づくこともできるのです。
恋をして、愛を知る。
どちらも、人生において必要なステップなのかもしれません。