雲の上
■長年の自動車業界で出会った“すごい人”
私は長年、自動車関係の仕事に携わってきました。
そのため、業界内外での知り合いはけっこう多い方です。
中でも、とある自動車ディーラーの初代一級整備士さんとの出会いは、今でも強く印象に残っています。
その方は社内では“雲の上の人”と呼ばれ、まさに整備のプロフェッショナル。
知識量がとにかく豊富で、「この人に知らないことはあるの?」と思うほど。
多趣味でもあり、自動車に限らず幅広いジャンルで話ができる方でした。
■一人飲みで広がる出会いと世界
その整備士さんには、ちょっとユニークな趣味があります。
それは**「一人で飲みに行くこと」**。
一見、孤独に思える行動ですが、そこには理由がありました。
「一人だと声をかけてもらいやすくて、いろんな人と話ができる」
実際に、一人で飲みに行ったことで知り合った自転車屋さんの影響でサイクリングを始めたそうです。
人との出会いが、新しい趣味や知識に自然とつながっているんですね。
■書物よりも、人から学ぶ情報の深さ
「情報は人から得るものが一番深い」と言われることがあります。
書籍やネットも便利ですが、リアルな体験談や現場の話には圧倒的な説得力があります。
この整備士さんを見ていると、それを実感します。
専門分野の情報はもちろん、日常の小さな話の中にも、
新しい価値観や発見が詰まっているんです。
■知らない世界を教えてくれる人たち
人生を広げる鍵は、“人との出会い”にあるのかもしれません。
普段の自分の世界だけでは見えない景色も、
他の人との会話を通して、ふと気づくことがあるんですよね。
情報や知識、パワー…人から得られるものって凄い!
行ったことのない雲の上のことだって、雲の上の人に聞くことができる。
出会いは学びの宝庫です。
■人と話すことで、人生が豊かになる
自分の世界を広げたい、もっと知識を深めたいと思ったら、
本を読むより、誰かと話すことがいちばんの近道かもしれません。
人とのつながりの中に、
**まだ見ぬ世界、価値観、そして“自分の可能性”**があるのだと感じています。