断ったらあかん

母の教え「断ったらあかん」の意味

私が子どもの頃、母から繰り返し教えられたことがあります。

それは、「人からの好意を断ったらあかんよ」ということ。

 

例えば、近所の人から「みかん、10個持っていって」と言われたとします。

もし家にすでに一箱あっても、母は「もらっとき」と言いました。

 

なぜなら、断ってしまうと、相手はもう二度と“あげよう”と思わなくなるから。

それは、単なる“物のやり取り”ではなく、“気持ちのやり取り”なのだと教わったのです。

 

遠慮も相手にとっては「拒絶」に聞こえる

日本人は「遠慮するのが美徳」と思いがちですが、それが逆効果になることもあります。

相手の好意を「いえいえ、結構です」と断ってしまうと、受け取った側は“気遣い”のつもりでも——

 

相手にとっては「拒絶された」ように感じることがあるのです。

 

特に年配の方や地域のコミュニティでは、「もらってくれることがうれしい」と感じる人が多いもの。

だからこそ、遠慮はときに人間関係の壁を作ってしまうこともあります。

 

褒め言葉やプレゼントは“気持ち”の贈り物

人からの贈り物は、物だけではありません。

「その服、似合ってるね」

「いつも明るくて元気もらえるよ」

そんなちょっとした褒め言葉も、相手からの“贈り物”です。

 

それに対して、「そんなことないです」と否定するのではなく——

「ありがとう」と素直に受け取ることが、心のやり取りを豊かにします。

 

受け取ることで築ける信頼関係

贈り物でも、言葉でも。

相手が「あなたに何かをあげたい」と思ってくれたその気持ちを、大切に受け止める。

それが、人間関係を長く温かく続けるコツなのかもしれません。

 

“ありがとう”の一言があるだけで、人とのつながりはぐっと深くなります。

相手の好意は、素直に受け取ってこそ、次へとつながっていくのです。

 

人の気持ちを大切にすることで人間関係を育てる

“断らない”ことは、“物欲しがり”になることではありません。

むしろそれは、相手の気持ちに寄り添い、絆を育てるための大切な姿勢です。

 

「ありがとう」と受け取ることで、思いやりを循環させてくれる。

母の教えが、今の私の人間関係を支えてくれていると感じています。

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