つながる
■社会人になって増える“縁”の形
社会人になってからできた友達、同僚、上司、取引先のお客さん──。
学生時代とはまた違ったつながりが、自然と日々の生活に入り込んできます。
共通の友人の紹介で知り合った人。
会社の後輩だった人。
お客さんとして出会った人。
そして、そのお客さんの友達だった人。
一見バラバラなようでいて、どこかで何かがつながっている。
そんなふうに感じることってありませんか?
■人生の出会いは、偶然じゃないのかも
時々、私は思うんです。
「人生で出会う人って、最初から決まっているんじゃないか」って。
もちろん、すべての出会いが良縁とは限りません。
嫌な思いをすることもあれば、距離を置きたくなる相手もいる。
でも、そんな人たちも含めて、自分の人生に何かしらの意味をもたらしているのかもしれないんです。
■出会っていたのに、気づかなかった?
実は、私の今の夫と出会ったのは、思っていたよりもずっと前だったんです。
3年前、友人の家業を手伝いに行ったとき。
2年前、お葬式の受付をしていたとき。
実はその場に、彼もいました。
でも、その時はお互いに気づかず、言葉も交わしていなかった。
すれ違っていたのに、何も起こらなかった。
■縁を“つなぐ”のは、自分の行動
今になって思います。
あの時、あの場所に行っていなければ、彼とはもう出会えなかったかもしれない。
たとえ顔を合わせていても、行動を起こさなければ“縁”は始まらない。
友達関係だってそう。
話しかけなければ、ただのクラスメイトや職場の人のままだったはず。
縁を“繋ぐかどうか”は、自分次第。
偶然を運命に変えるのは、小さな一歩なのかもしれません。
■見えないものだからこそ、大切にしたい
縁というものは、目には見えません。
でも確かにそこにあって、人生を動かしていく力を持っています。
だからこそ、私は思うのです。
**「良い縁は、意識して大切に繋いでいきたい」**と。
ちょっとした挨拶、話しかける勇気、出かける選択。
そういう一つひとつが、未来の大切な誰かに繋がっているのかもしれません。
■ご縁は人生の出会い
出会いの一つひとつに意味があり、
どんな縁にもきっかけがある。
自分の行動次第で、
偶然は運命に変わるのです。
「縁があればまた会える」
そう思いながらも、今目の前にあるご縁を、
ちゃんと、丁寧に結んでいきたい。